最初のブログとpt2のブログは一番優先するべきトイレのトレーニングについて書きましたが、今回もちょっとトイレについて書きつつ後半は他の事も書きます。トイレに関して(室内・外)は時間がある時に別途記事を書きますので楽しみしてください。
前回の2日目からちょっと飛んでフィオナが来てから1週間の所に戻ります。
この1週間は、体の成長に合わせてケージを少し大きくして以前書いたようなスケジュールを続けて行きました。その結果、トイレの失敗は2回しかありませんでした。
失敗はよくないのですが、その原因さえ分かれば今後失敗しないように対策できるので、「失敗した」で終わらさず、何で失敗したかを考える必要があります。
ちなみに1回目の失敗の理由は、フィオナをケージから出した瞬間用事を思い出してすぐ戻してしまったからです。フィオナからすると朝ケージから出る=トイレに行くスイッチでもあるので、出してもらった時トイレに行くつもりだったのがトイレのスイッチが入ったまま戻されてしまい、我慢したけれども失敗してしまったという形です。
2回目の失敗は、急に気温が下がった夜があり、それで体がちょっと冷えてしまい人間同様トイレが近くなってしまって朝我慢出来ず失敗しました。
両方の失敗は飼い主である私が原因となった失敗ですね。
1週間が経ちトイレのスケジュールも大体固定し始めました。
フィオナのトイレのスケージュルは以下の通り
7:00 起床しておしっことうんち
7:30 朝ごはん
10:30 おしっこ
13:00 お昼
13:30 おしっことうんち
15:00 おしっこ
18:00 おしっことうんち
19:00 晩ご飯
19:15 おしっこ
22:00 寝る前の最後のおしっこ
これを見ると大体3時間に一回はトイレに行っていて、良いペースで行っています。加えて、遊んでいる最中でもちゃんとトイレに行きたい時は玄関まで行ってドアの前で待っていてくれます。
ここまで安定的にそして予想しやすくなると遊ぶ時間や頻度を増やしていっても良いですがまだ過信は禁物。
フィオナと部屋で遊ぶ
基本的に子犬をフリーにする時は一番慣れている部屋から徐々に行動範囲を広げていきます。
今の段階ではまだ一部屋に限定して遊ばせるのがお勧めです。
スカイラボではフィオナをケージから出して遊ばせる場合はリビングだけにしています。もちろん外でも遊ばせていますが、そこは自由にトイレが出来るのであまり気を張らなくて済みます。
一部屋と言っても子犬から見ればどこが外でどこがまでが中、すなわちどこがトイレでどこがトイレじゃない場所かはわかりません。そんな中急に家全体を解放してしまうと遊んいでる場所からちょっと離れた部屋でトイレをしたり、部屋の外の廊下でしてしまったりしてしまいます。
室内でトイレをしている子やまだ部屋に慣れていない子は、部屋の隅っこあるいは遊んでいる場所から2~3メートル離れた場所でする事もありますので要注意。これもまた悪気があってやっている訳では無いので、もし失敗したら絶対に叱らないでください。叱ってしまうと飼い主が見ている時トイレをしなくなったり、隠れてするようにになったりするので気を付けてください。 注意して良いときもありますが、条件として犬が目の前でしそうあるいはしている最中にびっくりさせる感じでダメと言ってトイレを途中で止めさせても良いです。びっくりしてトイレをする行動が止まればすぐさまトイレに連れて行ってトイレをさせてください。しようと思っていた中突然止められたので多少は時間はかかるかもしれませんが、そこでちゃんとトイレができたら撫でて褒めてあげてください。そうするとメリハリが付きより一層ここでトイレをするのが正しいと分かってくれます。
そして部屋で遊ばせる前に子犬に遊んで欲しくないものを片付けましょう。電気コード、ゴミ箱、大事な物など、なんでも引っ張ったり噛んだり倒したり出来るものは片付けて置くと安心です。
次に遊んで欲しい所を決めて、一緒におもちゃを使って遊んでください。基本的には飼い主がいつも座っている所の近くが良いと思います。私たちの場合は赤いソファーの隣がちょうど犬たちのベッドの場所でもあるので、そこで遊んでいます。この段階でベッドを紹介するために遊んで欲しい所に置いても良いです。ちなみにフィオナはアイラやロナと同じで丸いモフモフのベッドが好きで、その上でおもちゃと遊んでいます。
カミカミできるおもちゃがあればそれもあげて、一人でカミカミさせて遊ばせても良いですが、子犬の興味は色々なところに向きますので目を離さないようにしてください。目を離してしまうと気づいたら違うものを噛んでたりするというのはあるあるですね。
ここで大体一つの場所で遊んでくれればそこが居心地の良い場所という事です。そしてそれを上手く利用すれば、いつトイレに行きたくなったかがわかります。
基本的に子犬は飼い主の元から離れません。そしてさらに好きな場所でおもちゃがあればより一層離れたくは無いはずです。もし遊んでいる最中にそのエリアから離れたらトイレかもしれませんので気を張る必要があります。離れて床をクンクンしていたり何かを探しているようでしたら、トイレに行きたいというサインでもあるので速やかにトイレに誘導してください。これもまた自分の居所をキレイに保ちたいという犬の習性によるものなので、一つの合図として覚えておくと良いでしょう。ただ子犬なので好奇心も旺盛です。ただ単に色々確認してるだけという場合もあるので、焦らずすぐにトイレに連れていくよりかは、トイレに行かせるように準備しつつちょっと様子を見てからにしても良いですね。
部屋で遊んでいる時は気を緩めてはいけない?
これは今まで積み重ねてきたルーティーンに加えてその子犬の習性を覚えていればちょっとは楽になります。
フィオナの場合スケジュールもほぼ決まっていて、トイレの頻度も3時間に一度程度。加えて遊ぶ前にトイレをさせています。それを踏まえるとフィオナは2時間トイレを失敗せずに遊べるはずです。2時間出せると分かっていても、長く出しても20−30分程度です。なぜなら運動すればトイレに行きたくなりやすくなったり色々な要素が加わってきますので、できればちょっとずつ遊ぶ時間を長くしていくほうが良いと思います。
遊びとコマンド
子犬と遊ぶ時コマンドを教えてあげると良い遊びになります。
例えばおもちゃを投げてあげると取りに行って戻ってくると思いますが、戻ってくる時に「おいで」と言ってあげると例え理解していなくても「おいで」=今している「飼い主に戻る動作」として刷り込まれていきます。「おいで」はなるべく嬉しい時や楽しい時に使ってあげるとしっかり来てくれるようになります。例えばケージから出す時に「おいで」やご飯をあげる時に「おいで」を言ってからあげると、「おいで」=いいことになり、喜んで来てくれるようになります。逆に怒る時に使ったり、お風呂嫌いなのにお風呂に入れる時においでを使ったりすると、嫌なおいでとなりちょっと距離を置いて止まって足元まで来なくなったり無視する事もあります。
遊びが上達すれば投げる前に「おすわり」や「待て」のコマンドも使ってあげれば、楽しいしつけの時間になり犬も頭を使うので良い刺激と運動にもなります。ただここで気を付けたいのは今は遊び優先で、焦って色々と教えようとしない事です。
「ボール遊びができる出来ない」のブログ記事に書いていますが、最初の頃はなるべく楽しく遊びつつちゃんと足元まで持って帰ることが大事です。ここで戻って来た瞬間おもちゃを取り上げておすわりするまで投げない、という事をしてしまうと、今度持って帰る時は飼い主の手の届かない範囲にしか戻って来ません。子犬からするとせっかく持って帰って来て遊ぼうとしてるのに相手が取り上げてなかなか渡してくれない、と認識してしまいます。そのため、できれば持って帰って来た時はすぐおもちゃを取り上げるのではなく、戻って来た事を体を撫でながら褒めてあげて、おもちゃで遊ばせてあげます。遊んでいる最中離した瞬間に取り上げてすぐ投げてあげる、もしくは絶対に負けない引っ張り合いっこをして勝ったらすぐ投げてあげます。そうすると楽しくスムーズに遊びが続きます。
甘噛みや飛びつき
遊んでいる時テンションが上がると甘噛みをしてくると思いますが、2ヶ月の子犬の頃から人の皮膚や服を噛ませない(歯が当たらない)しつけが必要になります。
甘噛みに対してはちょっとでも歯が当たった場合(間違えて当たったとしても)すぐ遊びをやめて無視をします。そうすると子犬は「噛んだら大好きな飼い主さんが遊びをやめてしまう」と理解して甘噛みを我慢してくれます。これを逆に可愛いからと許してしまうと甘噛みを助長することになります。スカイラボに来ているお客さんでも甘噛みに悩んでいると言いつつも、甘噛みを許しているように手を噛まれている時に痛い痛い痛い〇〇ちゃんと言いながらそのまま手をあえて突き出して噛まさせている方が多いです。痛くなくても絶対にやめさせた方が良いです。また、子供が犬と遊んでいる時に噛まれた経験から怖がって恐る恐る手を出したり、手をずっと動かしてしたり、犬が動いた時にすぐ手を引いたりしてしまうと、手が遊びの対象になりより噛んでしまうようになります。
これが他人や知らない人の子供の手とかになると、例え痛くなくてもお互いひやっとするだけだったら良いですが、責任問題に発展する事もありますの注意してください。
飛びつきも同じく子犬の時はとても可愛いですが、なるべく飛びついた時は無視してあげてください。これも同じく、飛びついても遊んでしまったり撫でたり抱っこしたりしてしまうと飛びつき行為を助長してしまうことになります。その代わりにいい行動した時―例えば飼い主の前でお座りをして構ってくれるのを待っていたら、それをいっぱい褒めて子犬を褒めてあげてください。
両方の問題は最初からちゃんと対応してあげた方がやりやすいです。これが癖になってから修正しようとすると何倍もの努力が必要になります。
また、問題行動への対応は家族全員で統一してしつけする必要があります。一人でも許すとその行動はやって良いのか悪いのかが曖昧になり問題行動が続いてしまいます。
犬の問題行動は人が間違えてあるいは無意識に教えている・育てている事が原因の事がほとんどです。問題行動がだんだん酷くなってきてるなーと思った時は、犬が悪いと決めつけないで自分や家族がやって来た行動を振り返る必要があります。
例えば以下のような事をすると問題行動になりやすくなります。
ケージで吠えていたから出した、もしくは吠えている最中に出した= 要求吠え
サークルで前足を上に乗せて立っている時に出した=飛びつき、要求吠え
他人に向かって吠えていたのでおやつで気を逸らした=無駄吠え
ぴょんぴょん足元で飛び跳ねていたので抱っこをした=飛び付き、抱っこ癖
散歩時に伸縮リードを最初から使う=引っ張り癖
散歩時にハーネスを最初から使う=引っ張り癖(ただ鼻ぺちゃ系の犬はハーネスがお勧め)
遊んでいる時に甘噛みされても可愛いから許す=噛み癖
夜一緒に寝る=分離不安
おやつでトレーニング=言うことを聞かない、ご飯を食べない、ご飯に飽きる、トイレのタイミングが定まらない
常時家族や子供が犬と遊んでる=興奮がおさまらない
フードの成分表を確認せずパッケージの見た目で買う=食糞
話は戻って、フィオナの変化について。フィオナは1週間でどんどん成長しました。変わった事は以下の通り。
体重
体格
ケージのサイズ
ケージの置き場所
トイレを我慢する時間が長くなってきた
朝のウンチが私たちが起きた後の時間に調整出来た
フードの量が一日170gが215gになった
遊ぶ時間が増えた
社会勉強して色々と分かってきた
初めてお風呂に入った
今まで普通に潜れてた椅子に初めて頭をぶつけて痛かった😂
次回は、どうしておやつでトレーニングをしないのかその理由について、フィオナの初シャンプー編などをお届けします。どうぞお楽しみに!
Comments